「大船山」の北側、くじゅう連山の北西に位置する山。九州火山群のひとつ。西や南の山腹から山頂一帯に国の天然記念物に指定される「ミヤマキリシマ」の群生地。
「男池清掃員詰所」ここからスタートです。清掃協力金、100円です。係りの人がいないときでも協力金投入口あります。
「男池」登山口からは「登山届」のポストがありました。
有名な山々になると登山される方も多いのでしょう。特に「ミヤマキリシマ」の開花時期は登山者多いようなので、「蜜」にならないように注意書きがしっかりありました。
散策道もありますので、道迷いにならないようにしっかりとした看板はあちこちにあります。
散策道と一緒になってるのでここら辺はどんどんいけます。
まだまだよく整備され踏み慣らされた道。
ここからは登山道になっていきます。
池が出てきました。あちこちに水辺があるようです。湖面に映し出された木々が美しい。
岩場(ガレ場)が増えてきました。浮いた岩に足を取られてしまわないようによく確認しながら進んでいきます。
どうやら「湧き水」のようです。帰りに時間あれば汲んでいっぷくしましょう。
ここらへんまではロープなども張り巡らされて、へんなところに迷いこまないようにされています。
この先はリボン頼みになってきます。
足元は終始悪い。道しるべのリボンはしっかりあるので見落とさないように進行していきます。
一部むき出しの木の根区間が。
なにやら下に開けた空間が見えてきました。
「沼」?? これは進んでいっていいのか?? 雨上がりだし沼で沈まないだろうなぁとおそるおそる。他の足跡もあるし地図アプリも進んでるし大丈夫なのだろう。
「ソババッケ」内に分岐の標識あった。直進すると「黒岳」に向かう。今回の目的地は「平治岳」。そちらへ進行。
この区間はひじょうにキツかった。岩場しかないし、勾配もあるのでぜんぜん進まない。体力どんどん削られる。
ガレ場をなんどか横切るようにジグザグ渡って行ったりも。帰りも同じルートだがこういう道は下りも「浮石」などに気を付けて慎重に進むので、思った以上に時間がかかるし体力も消耗する。
岩場を過ぎると少し明るくなり、こういう登山道にかわると「大戸越」まであと少し。
急に視界が開けて右手に「平治岳」見えました。天気も良い。今までは木々の中で視界は何もなく。
正面には「くじゅう連山」も見えてきました。こういう眺望でてくると疲れも飛んでいきますね。
「ミヤマキリシマ」見頃の頃には登山者も多く登りと下りと一方通行になるようです。
山頂からの下りのルートはあまり見ごたえがなかったような。。。足場も悪いから下ばかり見てたからかな??
登り口から「平治岳」登っていきます。
「ミヤマキリシマ」咲きほこっています。けっこう飛んでる虫も多いんですよね〜。岩の上にもたくさんです。
眺めいいですぅ。
登りはけっこうな勾配です。しかもゴロゴロ岩場です。ときおり手も使いよじ登る場所も。
どんどんピンク色が数日後多くなってくるのかな
やっと山頂だぁと思ったらさらに先が。。。もうひと踏ん張り。
やっと山頂に着きました。見晴らしは最高です。ぐるりと360度視界。雲は多いが天気はいいです。この日の山頂は22℃
右にそびえてるのは「涌蓋山」。「涌蓋山」の手前から左に連なるのが「水泉山」ですね。
こちらは「大船山」方面。ほんとはあちらにも行きたかったのですが、午前中の雨上がり待ってたため時間なく。今回は断念。
「黒岳」方面。こちらはすっかり雲の中。
平野部も。
くじゅう連山。手前のピンクがずっと先まで咲きほこっていくのかな
三角点むき出しになっております。いつものようにいっぷくです。
いやもう飛び交ってる虫がすごい。またいたるところに羽虫が止まってる。コーヒードリップしててもカップの中に虫が落ち込んじゃう。。。 喉渇いてるのに虫が落ちちゃってるからごくごく飲めない。。。
三角点を三脚代わりに記念撮影。虫多くてゆっくりできないから下山します
登ってるとき下りの分岐点はどこかなと思ってたんですが、埋まってました。登ってたら気付かないなぁ。
時間もだいぶ下がりましたので、今回はこのまま下山コースです。来た道折り返すので、「ソババッケ」へ向かいます。ここから「ソババッケ」までがほとんどガレ場なので思ってたより下りに時間がかかりました。
下りが想像以上にたいへんでした。こんなに時間かかると思わなかった。だいぶ時間さがってるけどせっかくなので、湧き水でリフレッシュ。
湧き水きれいなんでしょうけど、ここはよく煮沸していただきます。ここでは持ってたスティックカフェオレをいただきます。ガレ場の下りでいつも以上に体力消耗、汗もかいていたのであま〜いカフェオレがすごくうまいっ! ナッツ詰め合わせで塩分も補給。たっぷり湧き水沸かしていたので残りはがぶがぶ飲んですっかりリフレッシュ。しかしここでも羽虫が多い。。。
無事下山。山の中は日があっても暗くなるの早いです。なるべく15時くらいには下山してしまいたい。
川の水の透明度がすごいです。
けがもなく無事の登山お疲れさまでした。
※ 梅雨の合間の登山でした。仕事休みの日そろそろミヤマキリシマの時期かなぁ。でも雨で行けないだろうなぁと思ってたところ前日の予報では昼から天気回復と。それなら現地に行ってから判断しましょうと向かったところ、雨もやんで晴れ間も出てきたし雨雲レーダーも大丈夫だったので、登山開始。
天気は問題ありませんでした。雨上がりなので足元も心配でしたが、ほとんどガレ場だったので、ドロ滑りなどもなく。ガレ場の危険はありましたが。
※ 「男池」や「名水の滝」には過去に度々足を運んできてますが、登山は初めて。「男池」までのアクセスがなかなか大変です。由布市庄内町庁舎から阿蘇野、男池と進んでいきますが、見通しの悪い一車線区間が多いです。大雨の後など土砂災害で道路が寸断されててよく通行止め区間があったりもします。運転には充分ご注意ください。
登山未経験者が始める「新大分百山」の登頂記。山はその時々で変化するでしょうから筆者が行った時期の山行記録です。
「ヤマレコ」アプリにて掲載しきれてない画像や情報をこちらにアップしていこうと作成。
※登山は危険な箇所もあります。トイレや自動販売機ないですし、携帯電話の通じない場所もあったり、これから登山をはじめられる方はしっかり情報収集・準備を。