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M's Studioは、筆者の日々の活動の備忘録として作っているページです。

富士通 CD Boot 編                 2018.03.08更新


内蔵HDD故障。中のデータ取り出したいけど。

富士通ハードウェア診断ツール
 Windowsシステムが通常起動しなくなってしまった。(今回のケースはWindows10、ログインパスワード入力後何も表示されない。)メーカーによってはメーカー独自のハードウェア診断ツールを取り入れているものもある。上記のようなエラーが出てしまったら、内蔵ハードディスク交換修理が必要。となると中のデータは消えてしまう。

 比較的お手軽な方法としては「Linux」と言われるシステムを内蔵されてある「CD/DVDドライブ」などからシステム起動(CD Boot)させてそのシステムを使い、内蔵ハードディスクから外部の外付けハードディスクなどにデータをコピーする。

 (通常は内蔵ハードディスク内にWindowsシステムがありパソコンを動作させているわけだが、システムがおかしくなったり、内蔵ハードディスクが物理障害をかかえてしまって通常起動しないようなとき、「CD/DVDドライブ」から別のシステムを起動させてパソコンを動作させる。もちろん手持ちのパソコンが快適に動作しているうちに「CD Boot」できる「Boot Disc」を作成しておかなければならない。別のパソコンを持っていればそちらで作成してもよい。パソコンを分解して内蔵ハードディスクを取り出して変換プラグを利用して他のパソコンでデータを読み取るというような分解の手間やパーツの購入など必要なく安価にデータ救出の可能性がある。)

おすすめ変換アダプタ




 ここでは「Boot CD」の作成などは割愛。
 


なかなか「CD Boot」できないモデルも。

 通常は「BIOS」の設定画面(電源投入後「F2」キー連打。Win8以降は「Shift」キー押しながら「再起動」クリック。その後システム画面から。)でシステム起動後、最初に読み込むデバイスを「CD/DVD Drive」にしてあげればいい。最近のモデルは「BIOS」設定画面で「UEFIブートモード」を「Legacyモード」に切り替えるものも多い。
多くのモデルは「BIOS」設定画面で上記2点を変更すればOK。
BIOSセットアップ画面


ですが、けっこう大変なモデルも。 例)富士通 FMVA53RR (LIFEBOOK AH53/R)

 このタイプはいろいろ「BIOS」設定を変更してからの「CD Boot」になります。
 「BIOS」画面にて先ほどのように第一Bootを「CD/DVD Drive」に変更した後
BIOSセットアップ画面
「Superviser Password」を設定します。
「BIOS」画面起動ごとにパスワード入力になるので忘れないように必ずメモを。必要作業が終わったら必ずパスワードを消去しておきましょう。
BIOS セットアップ 画面 supervisor password
上記、画像は作業が終わって戻すときの画面。
Enter Current Password「現在のパスワード」
Enter New ~ 「新しいパスワード」
Confirm new ~「もう一度新しいパスワード」

作業が終わった後、「新しパスワード」「もう一度新しいパスワード」のところ空白で「Enter」キー押していくとパスワード「なし」になります。


くれぐれもここのパスワードがわからなくならないように

また「Security」タブに戻り下記を選択
BIOS セットアップ 画面
ここも下記を選択。前の画面に戻るには「Esc」キーで
BIOS セットアップ 画面
「Advanced」タブの「CSM」項目で下記を選択。
BIOS セットアップ 画面
「Boot CD」がドライブに入ってること確認して、以下を選択
BIOS セットアップ 画面

これで「CD Boot」できました。
作業が終わったら逆の順序で必ず設定を戻しましょう。

BIOS設定を戻しておかないと、通常起動しなくなります。




一般的にデータ復旧は難易度高かったり、部品が必要だったり。
また、電源のON/OFFでHDDに負荷がかかり本来取り出しのできていたデータが破損して復旧できなくなるケースもあります。
トータルコスト考えるとプロに依頼したほうがいい場合も多いです。






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