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「接写」 マクロ撮影                      2018.04.25更新

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM

 イチガンデジタルカメラやミラーレスカメラを手にしたらしてみたい撮影のひとつに「接写」があるんじゃないでしょうか。これも普通に見るよりも被写体がアップされて「え?」っていうような写真になりますものね。

 しかしながらいくらでも「被写体に近づけばいい」というものではないようです。レンズに被写体をこすりつけても何も映りません。

 それぞれのレンズに
「最短撮影距離」
というものがあり、最短撮影距離よりも被写体に近づいて撮影しようとしても「シャッターが切れない」のです。通常、ピントがあったとき「ピピッ」という音がしますよね。近づきすぎちゃうとピントが合わずに「シャッターが切れない」のです。
 同じようなことが夜空の星を撮影しようとしたときにカメラがピント合わせる位置がわからなく「シャッターが切れない」ってことありますよね。

(「接写」に関しては「マクロレンズ」が威力を発揮しますが、ここでは手持ちのレンズで「接写」楽しもうと)




一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離

  • 交換式レンズの場合、それぞれのレンズによって「最短撮影距離」が違う
  • 被写体とレンズの距離ではなくて、被写体から撮像面までの距離。 (カメラに「Φ」マークがある)
  • 「最短撮影距離」よりも手前に被写体があると、ピントが合わずシャッターが切れない
  • 接写するとき必要以上に被写体に近づけてしまい前面レンズ(前玉)に衝突させてキズ付けないように
  • F値の数字を一番小さくしてあげると一番「ボケる」。 その際ズームレンズの場合は一番「望遠側」に。


■ 撮影手順

 いろんな接写撮影方法があると思いますが、ここでは「一番よれてピントが合わせられる」方法で。

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
  • ボケも欲しいのでズームレンズの場合は最大望遠にしましょう。「F値」は数字一番小さいほうへ。
  • ピントリングを回して最短撮影距離にしておきましょう。
  • オートフォーカスからマニュアルフォーカスへ切り替え。
  • 三脚や台などに固定して撮影する場合は「手振れ」機能「OFF」にしておきましょう。
  • 小さなファインダーで確認するよりもせっかく「モニタ」あるので、モニタを利用しましょう。
  • 筆者利用の「Canon EOS80D」は画像の「8方向のボタン」でピント位置移動させられます。

 せっかくの一眼レフデジタルカメラですが、「接写」に関してはファインダー使うよりもモニタ使うほうがピント合わせ行いやすいです。なので、はやりのミラーレスデジタルカメラも方法は一緒ですね。

 通常撮影で、被写体に対して中央一点でピント固定して被写体からずらし、構図を決めてシャッター切ったりしますが、「接写」でそれをやってしまうと被写体との距離がシビアな分、確実に狙ったところとは違うところにピントが合った写真になっちゃいます。
 接写の場合は構図を決めて測距点を被写体に合わせるのがいいでしょう。

ちょっと話がそれましたが、準備もできたので


ピント合わせ

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
 カメラを前後しながら、モニターでおおよそのピントが合う位置へもっていきながら構図なども決めて、ピントを合わせたい位置へ、先ほどの8方向のボタンで白い枠を動かしていきます。


構図やピントを合わせたい位置が決まったら、下の拡大ボタンで最大の拡大へ(EOS80Dの場合、×10)
一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
あとはモニタみながら一番ピントの合う位置へ前後に動かして位置を決めましょう。
モニタがいろんな角度に動く「バリアアングルモニタ」なら見やすい位置にしておくといいですよね。


(シャッタースピードが遅い場合、シャッターボタン押すときの「ブレ」なんてのが出る場合あるので、「レリーズ(シャッターリモコン)」やタイマー撮影がいいですね。)

あとはシャッター押すだけ。


一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
 生き物は「目」にピントを合わせてあげるのがいいようです。

一眼レフ ミラーレス 撮影 接写 マクロレンズ 最短撮影距離 Canon EOS80D EF16-35mmF4L IS USM
 今回の位置関係はこんな感じでした。後ろのレンズもきれいに「ボケ」ていますね。顔にピントが合い背中から尾羽に向けて「ボケ」ていっています。
 模型などあまり「ボケ」必要ない時は「F値」を数字の大きいほうへ。

 今回は使っているレンズで一番寄って「接写」するということでアップしてみました。動かない「被写体」へはかなり有効だと思うのですが、「花」や「昆虫」など動いちゃうので(花は風で)この方法はあくまで参考程度に。筆者は花の場合、風がない時は上記の方法で撮影してるとき多いです。
 筆者は「ピント合わせ」はオートフォーカスあまり使わずに上記の方法でモニター拡大表示しながらマニュアルで合わせてるケース多いです。
 最近、高性能モデルが続々登場している「ミラーレス」でいいんじゃない?ってくらいファインダーあまり使わない。。。



  


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